お客様は神様!? 後編

神様

お客様は神様】という言葉を勘違いしているお客様のお話をします。うちのお店を例に挙げますね。以前起こった出来事です。
うちはレストランです。ファミリーレストランではありません。それも地元密着型なので地元人
にはどのようなお店か知られています。他県から来る方は事前にホームページなど見てくださるのでレストランだとわかった上で来てくれます。

ここからお客様は神様!? 前編の続きになります。

開店当初から3年間ほど満席が続き、いつの間にか「予約しないといけないお店」になっていたようです。
山の中でのレストランなのでほぼ外に出ることがなく市内の様子がわからないんですね。
よく来て下さるお客様が教えてくれる噂などの情報が9割を占めています。
ほとんどのお客様が予約をされてから来店されます。

その日も以前から予約をされていたお客様が来店しました。
大人5名のはずでしたが、赤ちゃんが2人、3~10歳くらいの子供が4人計11人
(;゚Д゚)チョットマテチョットマテオネーチャン

そしてその赤ちゃん用ベビーカー2台。

・・・以前何度か来たことのあるお客様でした。

余談ですけど、名前は覚えられませんが顔を覚えている自信はあります。

そうです、何度か来てるんです。彼氏と、、、少し経ちご結婚されたのかな?旦那さんと、そして親と。
まだ若いです。20代前半ですかね。ママ友5人でという感じでした。
入ってきての一言目が「え?大丈夫でしょ?」
(゚ロ゚)キョトン

顔は( ^ω^ )ニコニコ 少々お待ちください。
内心は( ゚Д゚)ハァ?・・・なんでやねん( ゚皿゚)キーッ!!

たまたま他に席が空いていたのでよかったのですが、空いていなかったらお客様はどうしたんでしょうね。
ちなみに自分はできる限り入れようと思いますが、どうしても席が無ければ断ります。
このような場合も「ご予約の際は・・・」という他ありません。

ナイフ、フォークなどがテーブルの上に並べられ、マナーを守って食事をする。
世間的というか地元的には、最低でも、結婚前の顔合わせをすることができるに値するお店だと思われているはずだったんですが。。。

小さな子供がいる場合は親がきちんと見てくださいともお伝えしてありました。

他にもお客様が数組いました。

いざ、食事が始まると、子供が騒ぎます。そして走り回ります。窓ガラスをバンバン!叩きます。
それを見て見ぬふりなのか、子供は元気な方がいいと思っているのか、親は一切注意しません。
ママ友同士での会話に夢中です。
子供に対しては何とか静かにするよう( ^ω^ )ニコニコしながら行動で示したんですが、親が「あそんどいでー」というんですね。
他のお客様がチラチラこちらを見ます。騒ぐ子供や親を見ます。
これはさすがにダメだと思ったので、親に言いました。

「申し訳ございませんが、他のお客様もいらっしゃいますので、子供を見ていてくださいませんか?」
(;´∀`)

「あ、はい~」

・・・一応伝わったかな?

とりあえず子供を席に集めて静かにしていm・・・・

ダダダダダダダ!!!!

走り回るんかい!!!Σ(゚Д゚;)

また( ^ω^ )ニコニコしながら「このくそぼうず!席についてろ!静かにしててね♪」となんとか対応していました。

メインの料理を持って行ったときに聞こえた会話

「ここってレストランだったんだね」
「そうだよ、私は結婚する前から来てた」
「景色もいいし広くていいね」
「子供も走り回れるし」
「ちょっと元気良すぎるかもしれないね(笑)」
「まぁお客様は神様だしぃ、お店の人も何も言えないでしょ(笑)」
「だよね、お金出すの私たちだからね~」
「何か言われたらお客様は神様なんだからっていっちゃお(笑)」
「お店の人も神様のお客様に失礼な対応したって恥かくよ~」
「ツイッターとかで対応を広めたりできるしね~」

・・・

imftaages (5)

普通ならブチ切れます。
平常心平常心・・・
imftaages (13)

しかし、【お客様は神様】の意味を使い方を知っている私からすると、
神様どころかお客様というレベル以下のただのお客に自分たちで成り下がっていることに笑いが込み上げるほどでした。
こんなことは無いですが、言い争いになったりしてその対応を広めるのであればそれはそれでいいと思います。・・・いや、ならないですね、言い争いになるような対応は100%しないんで。
一方的にケチをつけられ対応を大げさに悪くして広めるのであれば、こちらはその一部始終を予約の際の名前や電話番号などすべて晒してブログやホームページに上げるだけなんですけどね。
世間の目がどちらを信じるかです。恥かくのはお客様ですけどね。

確かに飲食店などでも「例え」として【お客様は神様】という言葉を使います。
前編でも書きましたが、三波春夫が口にした言葉は、マナーを守れている人が大前提です。
それは飲食でも同じ、マナーを守れるお客様が大前提の話です。

もし、どこかのお店で「自分はお客なんだけど【お客様は神様】って言葉知らないの?」など一言発した場合、その場ではお店側は「そうですね、申し訳ございません」というかもしれませんが裏では笑われてると思ってくださいね。

これはどこからどこまでがマナーなの?と思いますよね?

簡単に言えば、自分の家ではなく外に食べに行く時点で、自分たち以外の人がいるのだから周りの事も気にしてくださいということです。
例えば、高級そうな感じのお店に赤ちゃん連れていきますか?
そこで少しでも考えたならそれがマナーの元です。
お客様がこれがマナーだろうと思っていることはその店つきで変わることが多いと思います。
ということはお店がマナーとも言えるんです。
お店の決め事、営業時間やラストオーダー、値段、を無視しますか?
ラストオーダー過ぎて来店注文、閉店時間を過ぎるまで食べてしまった、それに対してお店がいいと言った。いいと言ったからといってそれは当たり前にはなりません。
建前でもいいので「すみません」の一言は言うべきだと思います。

結局のところ、お金を落とすお客様が神様であっても、お店がそれに対しての対価を払わなければ成立しないんですよ。
お客様、お店、持ちつ持たれつの関係なので【お客様が神様】という言葉はお客様に対してだけ働いているというわけではないのです。

お店側も理解していないところがあって、教育の段階で【お客様は神様】だから必ず下手に出るように、言われたことは断らないようになど勘違い指導をしているところも多々ありますので気を付けてほしいですね。
そういう指導が更なる勘違いを生むんですから。

ちなみに先程の話のお客様たちですが当たり前のようにお金を払い「すみません」の一言も言わず帰りました。

そしてそのあと会計に来た他のお客様(常連)にこう言われました。
「最近の若い子は常識がないのね、お店の人も大変ね」
わかる人にはわかるんだなと思いました。と言っても若い人に限らずどの世代にも勘違いしていいる人はいますけどね。そのお話はまた機会があれば。

こんなお客様が来たら神様ですね。
もーなんでも言うこと聞きます。くつ舐めます
石原さとみ1

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コメント

  1. キノヒデ より:

    私も舐めます

    以上

  2. すろたろう より:

    いろいろ、気苦労が多そうですね。

    最後のお客様は、むしろこっちがお金払って食べに来てもらうレベルw

    • もん より:

      >すろたろうさん
      最近気を遣うことに慣れてきたんですが、まだまだですね(;´∀`)
      一緒に靴舐めますか?あ、すみません私とキノヒデさんがとってしまってました。

  3. キノヒデ より:

    あっすいません(・∀・)気がつかなくて

    すろたろうさんどうぞ(・∀・)つ靴

  4. レッド より:

    子供連れで飲食店行くのは大変気を遣います。全て親の責任ですし、子供のレベルで親のレベルが判断されますからね。
    「お客様は神様です」という言葉が飲食店やサービス業界を苦しめてる一端なのかな、とも思っちゃいますね!
    頑張って!

    • もん より:

      >レッドさん
      一刻更新止まってたんで何かあったのかと思っていましたよ
      (;・∀・)
      復活したんですね。

      実際この言葉で苦しんでいる店舗もあるようです。
      間違った使い方が広まってそれが当たり前になってしまっているものは他にも結構あるので気を付けたいものです。

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